背伸びしたい年頃

今日は思い出話。

20世紀のバブル時代−−たけちゅうは大学生。外国チェーン系のレストランでウエイターのアルバイトをしていて、食事の運搬のほかに、バーカウンターで不慣れでうさんくさいカクテルとかも作っていた。

そんなある日。私立大学のボンボン集団みたいな男女グループが来て、そのうちの男一人が、わざわざ英語メニューを見てこう言った。
「パイン・アップル ジュースを。」
メニューには "Pine Apple Juice" とある。普通の日本語メニューなら"パイナップルジュース"と書かれてるものだ。
たけ「ご注文くり返します。パイナップル ジュースと、−−」
客「違う違う、パイン・アップル ジュース!」
たけ「はい、ですから、パイナップルジュースで。」
客「だから! パイン・アップル・・・あ。」
自らの言ってる事に気づき、戸惑うボンボン。
たけ「パイナップルジュースでよろしいですか?」
客「...じゃあ、それで...」
”通ならではの注文”を空振りした上に英語の誤読も披露し、仲間内でボンボンはバツが悪そうにしていた。
キザをキメたい男心はわからんでもない。そしてバブル時代はこういう残念なのが特に蔓延してたような気がする。
('17 5/5 執筆 )